Willという映画がとてもおススメです!!

雑談

どうも、もいちゃんパパです!

皆さん、2024年に公開されたWillという映画をご存知でしょうか。

東出昌大さんの狩猟生活を描いたドキュメンタリー番組です。

先日会社の先輩におすすめされて見たのですが(アマプラで440円でレンタルできます)、とても面白かったのでここでも紹介します!

2時間20分程度とまあまあ長尺ですが、かなり得るものがありました。

  • 「東出昌大」という人への理解
  • 狩猟生活、猟師の実態や課題、社会環境問題
  • 人間として生きることの問いかけ

東出昌大さんへの印象が変わる

まず、東出昌大さんというとどんなイメージをお持ちでしょうか。

私は役者としてコンフィデンスマンの印象が強くありました。かっこよくて役者としても活躍されている方、という印象です。

そこから不倫報道が出て、役者としての再起を図るも再度の不倫報道が出て離婚、いつの間にかテレビからは姿を消して、なんか今山で生活をしているらしい。

皆さんもこれくらいの印象ではないでしょうか。

ゴシップ雑誌が多少お好きな方であればその後の山での生活で女性を連れ込んで生活、みたいな記事も目にした方もいるでしょう。(映画で明かされますがこれはガセです)

私もそれくらいの前知識でこの映画を見ましたが、東出昌大さんへの印象が確実に変わります。

シンプルに言って人たらしと言うんでしょうか。基本人とのコミュニケーションは分け隔てなく性善説のようなものに基づいて信頼関係を構築していきます。

東出さんはどこまでいっても自分軸で付き合う人を見極めます。

映画の中で東出さんは多くの人と繋がっていきます。地元の猟友会の方、近所付き合い、東京から様子を見に遊びに来る俳優仲間、週刊誌記者などなど。

そこに過去も現在もなく、大事なのは目の前の人に対して自分が信頼したいと思うかどうか。

よくしてくれている地元の猟友会方々にも、感謝して仲良くして楽しく生活しながらも、田舎特有の住民間での噂話や悪口などに対してはしゃらくせえと斬って捨てます。

自分を社会的立場から貶めた週刊誌記者に対しても、話してみて信頼出来ると思えば、東出さんは過去のことは気にせず家に呼んでしまいます。

週刊誌記者やカメラマンの方から、もっと人を疑った方がいいと窘められてしまうほどです。

自分が信用できると思った人は信用したい。人に裏切られることもあるかもしれないけど、そうなったら残念に思うだけ。そんなことを気にして信頼しようと思う人を最初から遠ざけてももったいない、という姿勢が東出さんの良さであり、人たらしたる所以だと思いました。

そういう姿勢は危ないと思う人もいるかもしれませんが、もいちゃんパパはとてもシンパシーを感じました。

狩猟生活、猟師の実態や課題、社会環境問題

これも知らなかった話なので、知識として面白かったです。

東出さんが猟師をやるのは、しがらみが多い東京から離れ、猟という行いを通じて生を実感して人生を見つめ直すためです(軽い鬱状態で眠れなくなってしまったとも語っています)。

なので東出さんは自分ひとりで猟をして、一人で肉を捌き、命に感謝しながら自給自足のような生活を営んでいます。そこには本来の命の循環があります。

しかし、現在の猟師というのは、ほとんどが兼業猟師で本業は農家の方々です。

シカやイノシシから自分たちの農作物を守るために、猟師をしているという方が大半なのです。

行政からの依頼を受けて1体駆除するたびに1.5万円程度の報酬が貰えるので、自分の生活を守るため(農作物を守るため)に兼業で猟師をしているのです。

ゆえに、害獣として駆除された鹿やイノシシの捌かれてジビエ料理として食べるのではなく、9割は埋設処分されている、というのが実態です。

しかし、そもそもシカやイノシシが人間の農作物を荒らすようになったのは、山の生態系が崩れ、山林に食べられる葉っぱや木の実などの十分な食物が無くなってしまったことに起因します。

それは戦後人間がスギヒノキなどの針葉樹林を植林したことにより、本来の森の姿であった落葉広葉樹が減ってしまったためなのです。

人間のしたことで動物の生態系を壊し、人間の生活を守るために獣を殺して、食べるわけでもなく埋める。

そこに命の循環はありません。これはなんなんだろう、と東出さんは自分自身に問いかけます。

人として生きることの問いかけ

猟師生活を通して、東出さんは人間としてどう生きていったらいいのかをずっと問い続けます。

自分で狩猟して捌いて食べる行為は、自分は生態系の一部であり、それ以上でもそれ以下でもないということを教えてくれます。

でもそういった生活は便利ではありません。都会は忙しいので、そんなことを一々考えることはできないし、考えさせてくれることもしてくれません。

システム化した都会の生活はそういった面倒な部分を取り除いて、本来の食べて食べられてという生態系から逸脱しています。そしてその逸脱しているという事実にも気づいていない人が大半です。

命の循環、生態系の中は残酷に溢れているのに、その循環から外れてシステムの中で自分のことを綺麗なものと勘違いしている人が多いんです。

残酷さを享受してその中で必死で生きていれば、他人を責めている時間なんてないはず。

だから東出さんは必死で生きていくことを選びました。東出さんは映画や舞台など、今少しずつ役者の世界に戻っていっています。

命の循環は残酷だということ

最後のこの人間としてどうあるべき、という部分はかなりガツンときました。

現実問題人間全員が狩猟生活に戻れと言うのは全く現実的ではないですが、今自分が本当は残酷な生態系から逸脱して、残酷なものに蓋をして気づかないふりをして、システムの中で生かされている、ということは一人ひとりが自覚してもいいことなのではないかなと思いました。

そうすればもう少し他人に寛容なちょっとだけ良い世界になるのではないのかなと思います。

だって生きることの残酷さを自覚して必死に生きていれば他人を責める時間なんてないんですから。

おススメです!

ではまた!

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