どうも、もいちゃんパパです!
今日は本紹介です!不思議な本でしたが、とてもいい本だったので紹介させてください!

画像出典 幻冬舎
あらすじ
主人公は中学生の男の子。お父さんはAI知能の研究者で、自分の工場を持ってるほどの研究好きです。
しかし主人公はそのせいで変人の子どもだと小学生の時にいじめられた経験があり、父親のことをよく思っていません。なるべく普通でいようとする思春期の男の子です。
サッカーが大好きで、勉強が嫌い、というごくごく普通のやんちゃな中学生といったところ。
物語は父親が研究支援のために海外へ3か月家を留守にするところか始まります。
変人の父親の顔を見なくてせいせいすると思っていた主人公ですが、学校から帰宅後に変なロボットがいて驚愕することになります。
見た目はそこらへんにあるガラクタの寄せ集め(本の表紙にあるような姿)ですが、AI知能を搭載した精巧なロボットです。
主人公にアイを教えに生まれてきたと語るロボットの正体とは。そしてロボットとの奇妙な共同生活の行方は。。
感想(ネタバレあり)
小説としても十分面白かったですが、道徳の教科書のような、自己啓発本のような、学びの多い本でした。夢を叶えるゾウシリーズに少し近いかもしれません。
ロボットが主人公にアイを教えるために色んなアドバイスをしていくのですが、アドバイス通りに行動すると人生がみるみる好転していき、ロボットとの絆が深まりアイを知っていくという流れですが、アドバイスの内容が大人にもそのまま使えるもので参考になります。
もいちゃんパパの心に残ったものを少し紹介します!
他人に期待しないこと
少し冷たい印象になってしまいますが、悪い意味ではありません。世の中の不満足な大人たち、不機嫌な大人たちは他人に期待をし過ぎています。
他人は期待通りに動かないので、他人に期待をすればするほどその期待を裏切られ、幸せから遠ざかってしまいます。
1日の良し悪し、人生の良し悪しを他人に委ねている時点で人生は好転していきません。自分の人生は他人ではなく自分が作っていくものなのです。
いわゆる自分責任論ですが、これが出来ていない大人は多いですし、自分も省みないといけないなと思いました。
必要最低限を超えてやってみる
これは本の中では勉強、サッカーで実践されていました。
必要最低限までしかやらないのは、人にやらされている人生を生きていることになります。必要最低限を超えたところに自分の意志が出てきて、自分の人生になっていきます。
将来役に立つか分からない勉強もサッカーも、必要最低限を超えてやることにより面白くなり、使う時間が消費ではなく、投資になっていく、という教えです。
これは良い教えですね。他人に支配されたまま生きている大人ってたくさんいますしね。自分の人生を生きるために必要最低限を超えてみる、というのはシンプルでわかりやすい教えだなと思いました。
勉強をする意味についてもロボットと問答するシーンも印象的でした。
将来困らないために勉強するのではなく、将来困難に当たった時にそれを乗り越えるために勉強やスポーツなどでその練習をしておくためにやっていると教えていました。
そのために必要最低限を超えて、自分の意志で自分の人生を生きる訓練をする、というのが大事ということです。
たぶん勉強した人生の方が将来困難に当たる可能性は高くなる、というのはまあ本当にそうだなと思いました。笑
子どもにも将来読んで欲しいいい本でした。おすすめです!
ではまた!
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